サントリー「奥大山の天然水」は宇多田ヒカルさんがCMに出演して大ヒットしました。
じつは奥大山というのは周辺を指す通称であって、山陰の秀峰「大山」の南にある山、烏ケ山(からすがせん)の山麓というのが正しいのです。
宇多田さんが水を汲んでいた谷は「木谷渓谷」といいます。とても静かで宮崎駿の映画に出てきそうなロケーションで、最近は観光客も増えました。

近くに奥大山スキー場や鏡ヶ成スキー場があり、私も若い頃、そこでインストラクターをしていた経験があります。
烏ケ山にもたくさん雪が積もります。烏ケ山自体にはリフトはなく雪が柔らかいときは埋まってしまって登れないのですが、早朝は雪が凍るので登山できます。そのむかしインストラクター仲間とスキーを担いで登山しました。足元には二メートルほどの深さに雪が積もり、道路標識が埋まって、速度制限表示のてっぺんだけが雪の上に覗いていて驚きました。
すずめが雪の上にとまっていて、その下を掘ったら電柱が出てきたという笑い話もあるくらいです。
道路標識を跨いで登ってゆくと、這いながら登るほどの急こう配。転んだら延々と落ちてゆくのでしょう。
山頂は壮大な景色。烏ケ山の溶岩ドームがすぐそばに見えます。そしてあたりは雲の上。
はるか下に見える鏡ヶ成スキー場に向かって滑ってゆくのですが、雪が凍っていて斜度もきつく、とても怖かったのを思い出します。
そんなのんびりした自然の懐で私たちはクリーニングショップをしています。

奥大山のふもとに流れる水は軟水。

洗濯には軟水が向いています。

硬水は衣類の繊維を痛めますし、水の中のミネラルが蓄積して、衣類が黒ずんでゆきます。