衣替えと宅配クリーニングの時期

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衣替え需要のピーク

当店工場の庭にも沈丁花が咲き、よい香りを漂わせています。そして梅も満開。工場の隣には大きなソメイヨシノの古木がありますが、毎年この花の満開時期がクリーニングの衣替え需要のピークになります。ですから、私はお花見を落ち着いてしたことがありません。

ちなみにこの桜の木があるのは、牛頭権現神社と言います。京都で以仁王の乱があったときに、平清盛に捕えられ、追放された長谷部信連という武将が、平安京を懐かしんで建立した神社です。

今年は暖冬で少しシーズンが早まるのでしょうが、それでも3月のお彼岸からという例年通りの心構えでいます。
私が仕事を継いだ若い頃、30年も前には機械設備も今とは違って、手作業がほとんどでした。ワイシャツを仕上げるのも4人がかり。今のようなロボットなんてありません。
ドライクリーニングも大きなオープンワッシャーという機械でゆっくり洗い、いちいち衣類を機械から移して脱液機、乾燥機と手作業でおこなっていました。だからたくさんの従業員が必要でした。
今は機械化が進んだので、それだけ人は効率よく配置することができます。

冬物はお彼岸の頃からクリーニング

どちらにせよ春のお彼岸から、昔も今も変わらず繁忙期になります。冬の間に汚れた衣料はこの時期にクリーニングに出しましょう。
汚れは時間が経つと、取れなくなってゆきます。それに、汚れた部分は虫に狙われます。虫食いになった部分の多くは汚れの付いているところなのを見てもわかります。どうぞ、汚れたまま衣類をしまったりなさいませんようくれぐれもご注意ください。

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