プロは道具も技術も一般家庭とは違いますので、出来上がりも違って当然です。ちなみにクリーニング師の試験(一応国家資格ということになっています)にも、法規や衣類の選別、染み抜きの実技と並んでアイロンかけの試験があります。
ワイシャツを電蒸アイロンで10分以内に仕上げるというものです。普通だと職人は一分以内には仕上げます。アイロンがかかっていない部分とかがあると当然失格になります。
ワイシャツは素材によって綿とか化学繊維とかあるので、温度が肝心。昔トリコットと呼ばれた繊維は超温度に弱いので注意が必要です。温度が上がりすぎるとキュッっと縮んでしまいます。綿100%ですと、しわが伸びにくいので、糊付けをしてちょっと高温気味にアイロンかけをします。同じところをごしごしやっていると温度が上がりすぎて、糊がこんがりと焼けてしまうのでご注意。
今は、スプレー糊を市販しているのでご利用になるのもいいでしょう。洗濯機投入型の糊もあるのでお間違えないように。
私は最初にハンカチをかける練習をさせられました。いびつな形にならず真四角にかかるように何度も練習しました。
ワイシャツについては、もっと具体的に別記事にしようと思います。
ズボンは折り目が二本線にならないようにするのが肝心。腰回りはズボンをくぐらせることができるアイロン台が必要になります。これをクリーニング店では馬と呼びます。
ウールの場合は、スプレーをして温度をかけるとキュッと縮んでフェルト生地の出来上がり。だから、スプレーはしないでください。それから、記事がテカらないように当て布は忘れないでください。
上着は蒸気を通しながら裏からかけるといいのですが、家庭では無理。それに裏地を融かしてしまう恐れもあるのでお勧めできません。
表地をあて布で掛けるということも出来ますが、上着は少しでもテカると目立つのでやめておいた方がいいでしょう。
スカートはズボンと同じですが、中を通すことのできるアイロン台が必要になります。