クリーニング店がいつも困るのはポケットの中に忘れ物があること

クリーニング作業の前に検査するようにしていますがいろんなものが入っています。くれぐれもお忘れ物のないようにとご注意申し上げているのですがそれでも忘れ物があります。
現金が入っていた場合はそのままお返ししますが、特に注意しなければならないのがコイン。これがもし洗濯機の中に入れば洗濯機を傷つけてしまいます。最近はめったに現金のお忘れ物はなくなりましたが(これも不景気のせいでしょうか?)くれぐれもご注意ください。
最近は無くなったものにテレホンカードがあります。一時はこれが非常に多く頭を抱えてしまいました。発見しにくく、もし機械の中に入れば排水口に張り付いて機械を壊してしまうのです。
機械を壊してしまうといえば、危険なのがライター。ドライクリーニングでは可燃性の溶剤を使うので、危険です。機械自体に燃えないように濃度調節装置がついていますがそれでも心配です。
よくあるのが数珠。お葬式の後にそのままクリーニングにお出しになるときはご注意ください。
免許証やカード、印鑑といった貴重品に順ずるものは直ちにお返しするようにしていますが、なくされたお客様はさぞご不自由をしておいでであろうと思います。
ご不自由といえば、入れ歯が入っていたこともあります。これも持ち主のお客様にはさぞかしご不自由だったでしょうね。

ポケットの中

貴重品ではないのですがクリーニング店で困り者なのが食べ物が入っていたとき。

よくあるのが飴などです。飴はそれ自体が少しづつ溶けてゆき布地に付着します。時間がたつにつれて、糖分は褐色に変色します。これが曲者です。(衣類の前身ごろについた褐色のしみは大概がこの糖分が変色したものです。)そして布地が硬くなってしまいます。こんな場合はぬるま湯で飴をすすぎだすことになります。私たちも何度もこの場面に遭遇しました。背広のポケットなどに入っていた場合は背広を水洗いすることになります。ゆっくりと時間をかけて丁寧に洗って手間隙かけてアイロンがけして元に戻す努力をします。非常な根気と努力が必要となりますからくれぐれもポケットには飴を忘れたりなさらないでください。

困りものNo1は筆記用具ではないでしょうか?

インクが大量に布地に流れ出したものはまずあきらめてください。労力に見合った仕上がりになりません。
違った意味で困るのが名刺。飲み屋のおねえさんの名刺などはお返ししたら家庭争議の元になるのかななどといらぬことまで考えてしまいます(笑)
近隣のお客様にはすぐにお返しできますし、当店の営業員と顔見知りのかたが大半ですのでトラブルになりませんが、宅配便でお送りいただくお客様には特にご注意いただきポケットの中には物を入れないようにお願いいたします。当店では責任がおえないことをご理解ください。