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ポロシャツというのは、その名が示す通り、もともとはポロの競技用に作られたスポーツウエアだったそうです。

それを、テニスをしていたラコステ氏が愛用し、テニス界やゴルフ界に広まっていったというのは有名なお話です。
ですから、いまでもポロシャツといえば、ラコステというのが一大ブランドです。
OSといえばウインドウズ。明太子といえば福屋。足袋といえば福助。ポロシャツと言えばラコステ。

そんな代表ブランドですから私も憧れました。
学生時代にラコステのポロシャツが欲しくてデパートに行きました。
さほど裕福ではなかった私は、今日こそはと一大決心をして、デパートの門をくぐります。
いやそのデパートは門ではなくって、ガラス張りの扉だったと思います。
ラコステのコーナーに行くと、その当時は単色のポロシャツなんですが、そのカラーバリエーションの豊富さに圧倒されたのを覚えています。
迷いに迷った挙句、鮮やかな青色にひかれて、それを購入しました。
以来、とても大事にそれを着用し続けました。
でも、青色シャツはだんだんに色あせて、体は大きくなるのにポロシャツは大きくならない。
つまり体形に合わなくなって、青春の思い出とともに私のもとを去って行きました。

次に選んだポロシャツが、ラルフローレン。
もちろん定番です。
鉄板です。
誰もが思う、お決まりの路線でした。
真っ白のラルフローレンを颯爽と着こなして散歩していたとき、向こうから犬の散歩をしている人がいます。
私は犬は好きです。
その犬が何を思ったのか私にじゃれついてきました。
シャツを汚されるといやだなと思っていると、その心を見透かしたのか、犬は私のシャツの裾を噛みました。
そしてあろうことか、頭を振り回すのです。
あ、やめろ。
そう思った瞬間、シャツの裾がびりっと、、、、
飼い主が止めようと怒ると、犬はさっと走り出しました。
そして引きずられてゆく飼い主。
残された私は、時間が止まったように立ちすくむだけ。

秋風がむなしく吹き抜けてゆきました。

それ以来、私は犬があまり好きではありません。

でも、今でもラルフローレンのシャツは色を替えながら、着続けています。

最近は、ポロシャツは綿ばかりではなく、というかむしろ吸水速乾の生地が多く用いられるようになりました。
風通しがよく、汗を吸って、肌触りもよい。
もう、いいところしか思いつきません。
デザインも豊富になり、大好きです。

そして、クールビズが全盛となり、ビジネスシーンでもポロシャツを着ることが許されるようになりました。
着やすいポロシャツが、仕事でも着ることができる。

いい時代です。

しかし、ここで大問題です。
シャツの裾は入れるべきか出すべきか。
もともと私は、シャツの裾は入れる派でした。
しかし、娘に「シャツの裾を入れてる~」と白い目で見られたのです。
それ以来、私は無理してシャツの裾は出すようにしていました。
それが習慣になると、今度はシャツの裾を入れるのに抵抗を覚えるようになりました。
いろいろなファッションデザイナーのかたが、シャツの裾を入れべきか出すべきかについて論説を提起しておられますが、やはりこれは原発を廃止するべきか、存続するべきかに次ぐ日本国をあげての一大論点であると申し上げたい。

ということで、ポロシャツは少し大きめを、すそを出して楽に着るというのが私流になります。
反対意見は受け付けません。
ちなみに脇汗が目立たないようにグレーの綿製品は着ないことにしています。