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ジーンズを履いたことがないとおっしゃる方は、あまり多くないように思います。
若い人が履くジーンズは颯爽としてかっこいいですよね。
普通の遊び着としてはもちろん、合わせ方によって、かなりおしゃれに着こなす達人もおられます。

私などは、川面に浮かぶ落ち葉のように、ひたすら流行に流され続けたジーンズ人生を歩んでまいりました。
中学生のころベルボトムが流行り、大学ではスリムジーンズ。その後はストレートジーンズでした。
ダメージジーンズに関していうと、それを履く機会と勇気を、三万光年のかなたに失ってしまって現在に至っております。

ジーンズを含む、下半身を覆うアウターウエア。
ズボン、パンツ、ボトム、スラックス。いろいろ呼びますが、私のようにセンスのかけらもない人間は総称してズボンと呼んでしまいます。
男性は、これがないと外にも出ることができません。
女性のように、スカートやワンピース、ドレスといった多種多様な武器がないのです。

男物のズボンって、どれもくすんだ色で同じように見えてしまいますが、実はさにあらず。
女性物ほどではありませんが、色の微妙な変化はもちろん、シルエットもスキニーのものやワイドなズボン、ストレートにテーパードなどいろいろあります。

長さにしてもアンクル丈やクッションの入った長い丈の物などあります。
さらにはショートパンツや、ハイウエストで足を長く見せようとけなげな努力をする物など、ズボンのデザインは、普遍的かつ有機的にめまぐるしく変化をしているのです。
(むずかしい言葉を使ってみたけれど、深く追及してはいけない)

それについて行けないおじさまなどは(私の事ね)同じようなズボンを永遠と履き続けることになります。

いや、最近はいつのまにかズボンのウエストが縮んだみたいで、買い替えなくてはならないこともあります。
デザインは同じままウエストサイズばかりが大きくなってゆく。
ここだけはしっかりと増大の一方法に進んでいて、逆行することはあり得ません。
私が紅顔の美少年だったころには、ウエストのサイズは永遠に変わらないものだと思っていましたが、すべて 「まぼろし~♪」 だったようです。

このパンツにおける色とデザインの変化は女性用ともなると、さらに多種多様になります。
女性は選択肢が多くてうらやましいです。

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シルエットの変化とともに、ズボンを構成する素材も綿や麻、ウール、ポリエステルなど多岐にわたります。

さて、ここからはそのズボンというアイテムのお手入れについてお話します。

まず、洗濯をする際にはその素材によって、洗い方を変える必要があります。
化学繊維、木綿繊維の物は、普通に家庭で洗濯できます。
水で洗っても縮まないため、きれいさっぱりと洗うことができます。

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クリーニング店では、ウール製品は石油系溶剤によるドライクリーニングをします。
ドライクリーニングの利点は、衣類の型崩れをさせないこと。
そして油汚れをよく落とすことです。
一方の弱点は、水溶性の汚れを落としにくいこと。

ですから、水溶性の汚れが落ちない場合は、クリーニング店でも水洗いをします。
特に、夏にお召しになったズボンは汗を吸って、硬くなっていたりします。
こういった場合、リンピオユキトでは水で洗います。
自慢の奥大山の麓から湧き出す軟水の出番です。
これで洗うとズボンに浸み込んでいた汚れが、どんどん水の中に溶け出して行って、クリーニング後にはやわらかく、軽くなったズボンによみがえります。

そしてプレス加工。
クリーニング店には専用のプレス機械があって、熟練の技術者がプレスします。
注意点は、折り目がずれて二重になってしまわないこと。
ここは慎重にしないといけません。
また、ファッションとして、折り目の無いズボンもあります。これは案外らくちん。

夏を過ごしたズボンは、必ずクリーニングして仕舞いましょう。
汚れたまま高温多湿の中に置いておくと、間違いなくカビになってしまいます。
シーズンになってから履こうとして、カビになっていると慌てます。

こうしていろいろ考えてみると、ズボンってじつはシルエットや腰回り、長さなどいろいろ要素があって、思いのほか選定が難しい。
従って、必ずお気に入りの一着というのが、そこに生まれます。
そういったお気に入りのパンツこそ大事にしたいものです。
(ファッション性のあるズボンをあえて、声高らかにパンツと呼んでみました)
シーズンが終わったら、こだわりのパンツを、お気に入りのお店でクリーニングしてあげましょう。