梅雨末期になり、全国で水害が多発しております。被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。

私の住んでいる町も2年前に水害にあい、断水が続いて工場がストップしました。それ以降、河川改修工事が進み被害が出なくなっています。

クリーニング工場が水害にあった場合、困るのが、機械が水に漬かることです。

今のクリーニング工場は数百万円する機械がずらりと並んでいます。

クリーニング工場を一つ作るのに数億かかるとも言われています。

そして、その機械は大半がコンピュータ制御になっています。これが極めて水に弱いのです。

だから、ニュース番組で水害に会った街を見ると、ぞっとします。

 

ニュースを見ると。家電や家屋が水に漬かり、廃棄される様子が見られます。衣類も当然、水に漬かっているのですが、そこまではニュースになりません。

基本的に、水害に会った衣類も破棄するしかないのだろうと思います。

小さな泥はねくらいなら、油性処理と水性処理を併用してある程度はとることができます。泥はねはシミ抜きでも、手間がかかって難しい部類になります。さらに、これも繊維や染色によってできる限界があります。

普通の油汚れや食べこぼしと違って、泥は洗剤に溶けないからです。

繊維にこびりついた珪素などの粒子を、何らかの物理力によって取り去ってやらなければなりません。

これが、水害で漬かった衣類ともなると、広範囲に及んだ泥汚れになり、とても染み抜きで手に負えるものではありません。

そんな事を考えながら、水害のニュースを見ていると悲しくなります。

それでも日本の梅雨末期は、どこかで水害が起こってしまいます。